9.1.1. 直接起動型サービス
9.1.1. 直接起動型サービス
サーバやサービス自身がシステムに常駐しているものがこのタイプに属します。応答性はいいものの、使用されない場合にもシステムに常駐しているため、リソースの消費が発生します。(そのうち仮想記憶側にスワップアウトされて開放されますが、それでも消費していることに変わりはありません)
この状況を放置することは大変危険です。なぜなら、自分の知らないサービスは目につきにくいという問題があるからです。特に知らないうちに起動するものは、そうでないものと比べてアップデートされにくい傾向にあるため、セキュリティホールとなりがちです。
そこで、2章で紹介した、サーバ起動の調整を行いましょう。起動する必要のないサーバやサービスを調べ、chkconfigコマンドを用いて、今後起動させないようにしておきます。本来はパッケージそのものを削除するのが理想的ですが、依存関係の都合で削除できないこともあるので、最低限、自動的に起動しないようにしておきましょう。