4.3. まわりを見わたす -lsコマンド-

【コマンド説明】ls:list
lsコマンドは指定したディレクトリの内容を見るためのコマンドです。
Windowsのexplorer、MacのFinderに相当すると言った方がイメージがわくかもしれません。
引数としてディレクトリを指定しなかった場合は、カレントディレクトリの内容を表示します。

【動画説明】
単純に” ls “とだけ実行した場合には、ファイル名の先頭がピリオド(” . “)を付けたファイル及びディレクトリは表示されません。これは普段うかつに利用者が操作するのを防ぐためです。
このようなピリオドつきのファイルをドットファイル(または隠しファイル)と呼びます。
では実際にコマンドを打ってみましょう。

【問題】
1. カレントディレクトリのファイルを表示しましょう。

【オプション説明】
lsコマンドで良く使われるオプションには以下のようなものがあります。

-a 隠しファイル(” . “で始まるファイル)を表示する
-d ディレクトリそのものの情報を表示する
-h ファイルのサイズを単位付きで表示する
-l 詳細情報を表示する
-r 逆順(アルファベット順やタイムスタンプ順の逆順)に表示する
-h ファイルのサイズを単位付きで表示
-t タイムスタンプ(更新日時)の順に表示する
-F ディレクトリの場合には” / “を、コマンドの場合には” * “を表示する
–help オプション一覧を表示する

【動画説明】
” -l “オプションを使用した場合には、1行1ファイルとなり、以下のような表示になります。

-rwxr-xr– 1 user1 user1      40 10月 11 13:40 2012 test.txt
___(1)___(2)__(3)___(4)______(5)__________(6)___________(7)__

これら8つのタイプにはそれぞれ意味があります。

(1) ファイルタイプとアクセス権限を示しています。1文字目はファイルタイプであり、通常ファイル(-)、ディレクトリ(d)等があります。次の9文字(この場合rwxr-xr–)がアクセス権限を示し、3文字で一まとめとなります。一まとめとなっている3文字はそれぞれ読み込み権限(r)、書き込み権限(w)、実行権限(x)の有無を示します。権限がある場合は各文字(r,w,x)が、権限がない場合には(-)が表記されます。

  • rwx はじめの3文字は所有者の権限です。全て可能であるとされています。
  • r-x 次の3文字は所属グループの権限です。「読み込み」と「書き込み」が可能とされています。
  • r– 最後の3文字はいずれにも該当しない利用者に対する権限です。「読み込み」のみ可能となっています。

(2) ハードリンク数という値です。通常1 ですが、「ハードリンク」という行為を行うと増えます。ディレクトリの場合にはディレクトリ内のファイルまたはディレクトリ数の合計になっています。
(3) 所有者(ユーザ名)
(4) 所属グループ(グループ名)
(5) サイズ(バイト数)
(6) 最終更新日
(7) ファイル名

よく使うオプションとしては、「-la」、「-ltr」などがあります。ここでは各オプションをひと通り実行してみましょう。また「ls -l」は「ll」というコマンドで代用できます。

【問題】
1. 隠しファイルとファイルの詳細情報を表示しましょう
2. タイムスタンプの新しいものが下に来るように詳細情報を表示しましょう

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