4.12. オンラインマニュアル -manコマンド-

【コマンド説明】man:manual
コマンドには様々なオプションが存在します。また、その用法もコマンドによって違いがあるため、これらを全て覚えるのは非常に大変です。そのため、ほとんどのコマンドにはオンラインマニュアルページが用意されています。オンラインマニュアルを参照するためにmanコマンドを使用します。

【動画説明】
参照したいコマンド名(や設定ファイル名)を引数としてmanコマンドを実行すると、そのコマンド(や設定ファイル名)のオンラインマニュアルが表示されます。manコマンドの表示にはページャ(less)が適用されます。
man コマンドが表示する内容には名前(NAME)、書式(SYNOPSIS)、説明(DESCRIPTION)、オプション(OPTION)、利用方法(USAGE)、環境変数(ENVIRONMENT)、関連項目(SEE ALSO)、 バグ(BUGS)、著者(AUTHER) などがあります。まずはmanコマンド自身をmanコマンドで見てみましょう。

manコマンドで開いたページの先頭行に「man(1)」などの標記がありますが、この数字は内容によって次のような章に分類されています。

1.コマンド → 一般に利用されるコマンド
2.システムコール → カーネルによって処理される関数
3.ライブラリコール → ライブラリ関数など
4.スペシャルファイル → /dev 以下にあるファイル
5.ファイルのフォーマットと規約 → テキスト形式のファイルフォーマット
6.ゲーム
7.マクロパッケージと規約 → ファイルシステムの配置, ネットワークプロトコル, 文字コードなど
8.システム管理コマンド → root 権限で実行するコマンド
9.カーネルルーチン

【動画説明】
lsコマンドのマニュアルをmanコマンドで見てみましょう。

$ man ls

表示する内容(章)を指定してマニュアルを表示するには、

$ man 章番号 コマンド名
※例えば、$ man 1 ls など

とすることで指定できます。日本語の環境で日本語のマニュアルがインストールされているときは日本語で表示されます。例えば”crontab”は2つの章にマニュアルが存在します。どの章にマニュアルがあるか確認したい時は、”-aw”オプション で調べるとよいでしょう。

$ man -aw crontab
/usr/share/man/ja/man1/crontab.1.gz
/usr/share/man/man1/crontab.1.gz
/usr/share/man/man1p/crontab.1p.gz
/usr/share/man/ja/man5/crontab.5.gz
/usr/share/man/man5/crontab.5.gz

この結果からは1章と5章にマニュアルがあることがわかります。
では実際に章を指定してマニュアルを見てみましょう。

$ man 1 crontab
$ man 5 crontab

ここで紹介したmanコマンド以外に、コマンドに”–help”をつけるとオプションを確認できる機能があります。知りたい情報に合わせて使い分けると良いでしょう。

【問題】
1. manコマンドを使って、lessコマンドのマニュアルがどの章にあるか調べてみましょう。
2. 章番号がわかったら、実際に番号を指定してマニュアルを参照してみましょう。

資料をダウンロード