7.5. ルーティングとゲートウェイ -routeコマンド-
7.5. ルーティングとゲートウェイ -routeコマンド-
【コマンド説明】
インターネット上では、自分のマシンから、他のマシンに接続するということが頻繁に行われます。その時にどのように接続先マシンまで到達すればいいのかという情報が必要となります。そこで用意されているのがルーティングテーブルというものです。ルーティングテーブルの参照、操作(要管理者権限)には、(/sbin)routeコマンドを用います。
【動画説明】
現在ルーティングテーブルの状況を参照するだけであれば、以下のようにrouteコマンドに“-n”オプションをつけて実行します。
$ route -n
ルーティングで重要な存在として、外部ネットワークとの接点からなるゲートウェイというホストがあります。ゲートウェイは、routeコマンドの出力中、フラグ(Flags)にGがついているものが該当します。
routeコマンドを使ってゲートウェイを指定することもできます。ここでは日頃最も活用機会の多いゲートウェイを設定してみましょう。デフォルトゲートウェイには仮に192.168.2.1を設定します。
$ route add default gw 192.168.2.1
$ route -n → ちなみにnetstat -rコマンドでも同じものを表示できます
ゲートウェイを変更したいときは、下記の操作で削除することができます。
$ route del default gw 192.168.2.1
詳しい使い方はmanページに日本語の詳しい解説や設定例がありますので、そちらを参照して下さい。
【問題】
1. 現在のルーティングテーブルを表示してみましょう
2. デフォルトゲートウェイを設定してみましょう