マザーボードはCPUやRAMモジュールなど他の部品を装着する基板です。マザーボードを新しいものに交換すると、最新のアーキテクチャを使用する事ができる場合があります。

但し最新のアーキテクチャを採用した新しいマザーボードだけを購入してきて、今使用しているPCのマザーボードと入れ替えてそのまま使えるケースは少ないでしょう。 CPUやメモリは大きな世代交代をするとソケットの形状が変更され使用できない事が多いからです。ハードディスクや光学ドライブ、PCケース、電源などはそのまま使えることが多いようです。

また、最新のアーキテクチャを採用していてもマザーボードメーカー独自の開発技術で以前の規格のパーツを使用できる製品を出荷するメーカーもありますので、今使用しているPCのパーツのどれを継続して使用するにかついては事前に調べて検討するのが良いでしょう。

世の中で広く使用されているCPUのメーカーと言えば、IntelとAMDです。Intelは、CPUによって異なるソケット形状をしており、物理的な互換性はありません。(LGA2011、LGA1155、AMDはAM3+、FM1など)

ここからは昨今の流れを踏まえた少し専門的な話になります。退屈な方は読み飛ばして下さい。

現在Intelは、コードネームIvyBridge、第三世代Cora i シリーズを発表し出荷しています。22nmプロセスのトライゲートトランジスタが採用されており、メモリへのアクセスも高速化と省電力化がなされています。内蔵GPU(グラフィックの性能)も強化されており、3D処理の高速化やDirectX 11に対応しています。PCI-Express 3.0のサポートにより対応するビデオカードの性能を遜色なく発揮できるようになっています。

ソケット形状は、ハイエンドユーザ向けがLGA2011、メインストリーム向けが第二世代のSandy Bridgeシリーズと同様のLGA1155で、Sandy Bridge対応チップセットです。Intel 6シリーズチップセット搭載マザーボードでも動作させることができます。

AMDは、FXシリーズでデスクトップ向けのCPUとしては初の8コアを実現している。採用したBulldozerアーキテクチャはマルチコア、マルチスレッドに特化しています。対応するチップセットは、990FX、990X、970とあり、PCI Expressが同時に使用できるレーン数が基本的な違いです。

ソケットはAM3+で、従来のAM3対応のマザーボードでも一部の制限はありますが、BIOSのアップデートで動作させる事ができます。もうひとつのラインナップとして、Aシリーズがあります。Aシリーズは、AMDとしては初となるグラフィック機能(GPU)を内蔵した統合CPU(Fusion APU)です。 デスクトップ向けのミドルレンジユーザ層を対象とした製品で、GPU機能もローエンドビデオカードとミドルレンジの間くらいの性能です。消費電力は一つ前のPhenom IIより下がっており、更にグラフィックカードが不要な分消費電力を抑える事ができます。ソケット形状は、FM1となりFXシリーズとは異なり互換性はありません。チップセットも、A75FCH Hudson Dとなります。リテンション(CPUクーラーを固定する為の爪)は互換性があるので、AM2~AM3+対応の製品が使用できます。

パーツの互換性、現在持ちあわせているものを使いまわせるという点では、AMD側に軍配が上がるでしょう。AMD対応のマザーボードは、ASUS社製が使いやすいです。

Intel対応ではIntel純正が最も適しています。余計な機能が付いていないので、Linuxが動かしやすくなります。